about  “It’s Tough Being a Man – 男はつらいよ”:

山口出身のスタイリスト部坂尚吾がお届けする、ファッションコラム。

ファッションに紐づくアイテムや、スタイリングしたフォトシューティングを不定期ながらコラム形式にてご紹介。

 


メディカルとオーガニックが融合する “The Organic Pharmacy”

先日とある雑誌で紹介させていただいたフレグランスブランド”The Organic Pharmacy”にすっかり虜になってしまった。vol.3で「香水は季節や用途、もちろん気分によって使い分けてみるのも面白い」と記載させていただいた経緯もあり、vol.6では、香水とそれに付随する話を主題とした。

まず、この”The Organic Pharmacy”というブランドについて説明しなければならない。創設者は薬剤師、ハーバリストであるマーゴ・マローン。薬剤師として数千人以上のクライアントにカウンセリングを行ってきた経験から、肌悩みを根本から解消するために、オーガニック原料を厳選し、相乗効果を高める原料同士の組み合わせを追求。植物学や薬学、肌工学の知恵を取り入れて確実に結果を出すプロダクトを誕生させたのである。2002年、英国はロンドンに創業して以来、彼女の理念が詰まった製品に共感を得て、現在では30カ国、さらには多くのセレブリティを顧客に持つブランドへと躍進した。

写真は、アラビアのお香の市場で魅了されたというウードやシダーウッド、サンダルウッド にローズをブレンドして調合された”Oud(ウード)”というオードパルファム。スパイシーなトップから始まり、しなやかな甘さをもったラストまでがとかくエキゾチックで独創的だ。同ブランドは男女問わず計5種類の香水を扱っているので、どっしりとして強みのある”Oud(ウード)” とはタイプの異なる爽やかな”Jasmine”や”Citron”などを選んでみるのもいいだろう。もし、山口から東京に足を運ぶ機会があれば、そんな会話のキャッチボールを楽しめる店舗で専門家のカウンセリングを受けることもお勧めだ。このフレグランスシリーズ”Organic Glam”は、100%自然由来成分で、85%がオーガニック成分でできている。実に3年の歳月を費やし誕生したシリーズなのだ。

Perfume ¥29,160(Organic Glam / The Organic Pharmacy 0120-874-177)

 

続いて男性陣に紹介したいのは以下のスキンケア用品である。この取材を機に、洗顔、シェービング、アフターシェービング、そして保湿と、その流れを一貫して体験してみた。効果は驚くほど絶大で、平素化粧品に馴染みがない自分には新鮮だった。何よりマンネリ化してしまっている洗顔や髭剃りの行為を楽しめるというのは嬉しいことである。十分な睡眠時間の確保や規則的な食事の持続が難しい多忙を極めるビジネスマン、肌荒れや自分に合った化粧品が見つかっていない方々に試していただきたいシリーズである。

左から、メン シェービングクリーム / ¥6,480、メン モイスチャ クリーム / ¥8,424、メン ディープ クレンジ ング フェイスウォッシュ / ¥6,480、メン ウルトラ ライト モイスチャージェル / ¥8,100

 

話も終盤にさしかかってきた。今回紹介できたのは、同ブランドのほんのわずかの商品であり、実際のラインナップは圧倒的である。公式のウェブサイトもあるため、ご覧いただけたら嬉しい。そして、クリスマスプレゼントのリクエストに有効活用していただきたい。

 

The Organic Pharmacy 公式ウェブサイト
http://www.theorganicpharmacy.jp/shop/default.aspx

 

※本記事はSPIBE(http://spibe.jp/)からの転載となります。掲載されている価格は公開当時のものとなり、現在とは異なる可能性があります。

 


 1985年山口県宇部市生まれ、広島県東広島市育ち。松竹京都撮影所、テレビ朝日にて番組制作に携わった後、2011年よりスタイリストとして活動を始める。2015年江東衣裳を設立。映画、CM、雑誌、俳優・タレント・文化人のスタイリングを主に担い、各種媒体の企画、製作、ディレクション、執筆等も行っている。山下達郎と読売ジャイアンツの熱狂的なファン。

 

Shogo Hesaka “Karnel” Interview :

ファッションという視点から地元を見つめるスタイリスト:部坂 尚吾